コロナ・ショックによりディズニーの来場者数は激減。売上高も大幅に下がりました。
現在、ディズニーで遊ぼうと思ったら以下の予算が必要です。
- チケット代 ¥8,905
- グッズ代 ¥5,592
- ご飯代 ¥3,239
- 合計 ¥18,132
コロナ前の平均予算が13,239円だったので、およそ1.3倍に予算が増えた事がわかります。
今回の記事ではディズニーで使うお金が過去5年間でどう変化してきたのか、オリエンタルランドの決算書を参考に見ていきたいと思います。
ちなみに記事の元ネタはこちら。
身近な気になるお金つにいて、有価証券報告書を元に解説している本です。
ディズニー予算の他にも、
- CoCo壱が最も稼いでいる県
- 新幹線の車両の値段
- きのこのCMソングにエノキが出てこない訳
- マツキヨで薬よりも売れているもの
などなど気になるお金について書かれています。
コロナ・ショックで来場者数は8割減、売上高も1/3に。
直近5年間のディズニー来場者数と売上高の推移
上のグラフは2018年3月期から2022年3月期までのディズニー来場者数の推移と売上高の推移です。
直近5年間での最高来場者数は2019年3月期(2018年4月から2019年3月まで)の3,255万人で、テーマパークの売上高は4,374億円でした。
1日に直すと89,200人が毎日訪れて12億円使っていたことになりますね。
同じく観光名所の栃木県日光市の人口が約89,000人なので、市民が丸々移動していると考えるとその数字の大きさがわかると思います。
そしてコロナ・ショックが起きた2021年3月期(2020年4月から2021年3月)には、臨時休業や人数制限もありピーク時から8割減の756万人にまで来場者数が激減。
売上高も1,342億円まで落ち込みました。
テーマパーク収入の内訳の推移
次にテーマパーク売上の内訳です。
ディズニーの売上は以下の3つからなっています。
- アトラクション・ショー収入
- 飲食販売収入
- 商品販売収入
2021年3月期には上記3つの売上高がピーク時の30%前後にまで落ち込みました。
皆様の想像の通りオリエンタルランドの純利益も541億円の赤字になっています。
さて、ここまではディズニー全体の数字を見てきましたが、これだと実感が湧きづらいので、ここからは1人当たりに直した数字で見ていきたいと思います。
みんなはディズニーで何にいくら使うのか?
入園チケット代は1.4倍増に
まずは1人当たりのチケット代推移から見ていきたいと思います。
コロナ・ショックを機に1人当たりのチケット代はおよそ1.4倍増になりました。
2019年から21年まで3年連続でチケットの値上げを行なっていましたが、特に値上がり幅の大きかった2020年と2021年(2021年3月期、2022年3月期決算)はその影響が顕著に数字に表れていますね。
そしてもう一つの要因として、コロナ渦でのアフター6パスポートや年パスの販売を中止した事も大きく影響していると思われます。
滞在時間が増えることでグッズ販売も増加
ディズニーといえばカチューシャなどのグッズやお土産も人気ですが、その商品販売額も微増しています。
後述する飲食代についても同じことが言えるかもしれませんが、アフター6パスポートの販売中止で滞在時間が増えた事、人数制限でゆっくりと食事をしたり買い物を楽しめるようになった事でこれらの消費額も上がったと思われます。
ディズニーランドでもビールが飲めるようになった
飲食代についてはチケット代程ではないですが少しずつ上がっています。
ポップコーンやチュロスなど、ディズニーに来たら絶対に食べるという方も多いのではないでしょうか。
2020年にはディズニーシーに続いてディズニーランドでもアルコールが解禁されたので、今後さらに食事の楽しみは広がりそうですね。
ディズニーで遊ぶ為の費用はコロナ・ショック前から1.3倍超に
チケット代と飲食代、グッズ代、その他を含めた1人当たりの使う金額がこちら。
コロナ・ショック前の13,239円から1.3倍超の18,132円まで増加しました。
コロナ前と比べて約5,000円も使うお金が増えているようです。
チケット代が値上がりしてもお土産は買いたい人が多い!
ここまでみんながディズニーで何にいくら使うのかを見てきました。
チケット代は2,000円以上、全体でも5,000円程予算が増えていましたが、構成比を見るとその割合はずっと変わらないようです。
チケット代が上がったからご飯やお土産は我慢しよう!とはならないようですね。
値上げはしたけど満足度も上がった!値上げの理想の形!
オリエンタルランドの決算書を元に、みんなはディズニーでいくら使うのか?を見てきました。
現在の平均使用金額はコロナ前から5,000円増の18,132円。
23年度にはチケット代、2022年9月からはパークフードの値上がりがそれぞれ発表されています。
また、日本以外のディズニーではチケット代が1万円を超えている事がほとんどなので、日本のディズニーはまだまだ安いと言えそうです。
コロナ・ショックを機に平均予算が1.3倍ほど上がりましたが、それでも来園者の満足度は下がらず今後も予算は上がり続けると思います。
値上げと共に満足度も上げていくのはまさに理想の形だと言えますね。
個人的にも日々進化をしているディズニーは大好きです。
みんなが使っている平均予算を参考に、18,132円握りしめてディズニーへ遊びにいきましょう!!